ライン



木犀会会長
橋口 玄郎

木犀会は如何にあるべきか(自問)

木犀会会長 橋口 玄郎


 本年度は役員改選の年になっており、去る5月開催の書面による総会で新役員が選出されました。私も、再任されましたので、微力ながら会員・母校のため力を尽くしてまいりたいと決意を新たにしています。会員の皆さま方には今後とも更なるご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 さて、令和2年度は、コロナに明けコロナに暮れた感じの1年間でした。3密を避ける、新しい生活様式という呼びかけには、その通りだと思いつつも、難しい対応に悩むことも多かったように思います。オリンピックの1年延期があり、県内でも国民文化祭の延期がありました。そして、木犀会の行事についても、新霊合祀慰霊祭だけは、規模を縮小して何とか実行できましたが、他は全て中止となってしまいました。実に残念と言うか複雑な気持ちで過ごした1年間でした。
 今年度の行事は、例年通りの【総会】、【新霊合祀慰霊祭】、【母校創立記念祝賀同窓会】、【地区木犀会】、【準会員である学生への支援(就職或は教師になるための研修資料の提供、教員採用試験前の講義・演習)】、【留学生支援(国際交流、ホームヴィジット)】、【学部との連絡協議会・その他の連携事業(卒業祝賀木犀会入会式など)の充実と推進、木犀会賞授与】、【各学部連合会関連行事(宮崎大学ホームカミングデイ)の充実】、【広報活動(会報の発行・ホームページ等のネットワークづくり)】などを予定しています。その他、新人教師は何かと悩みが多いと聞きますので、仮称ではありますが、【新人教師との意見交換会】も予定しているところです。是非、ホームページを開いてみてください。
 令和2年度の行事・決算並びに3年度の行事計画と予算案及び新役員は、理事会での案の下、書面による総会で承認されましたことをご報告申し上げます。なお、コロナによる行事中止の結果、執行できなかった予算残があり、3年度の予算が例年と少し違うことをご了解ください。昨年同様、理事会・総会が開けない場合は、書面による決議となることが予想されます。皆さま方には、例年以上のご理解とご協力をお願いする次第です。
 ところで木犀会の行事を円滑に進めるためには、【財源確保】が重要です。財源は皆さまの貴重な浄財に頼るしかなく、会費納入に関して、ご迷惑をおかけしているところです。引き続き会員の皆さまからの物心両面に亘るご理解とご協力をお願いしたいと思います。
総会員数が減少していますので、地区では宮崎市を中心に、職種で言えば、県立学校関係、事務局職員などの方のご協力がもう少し仰げればと考えています。終身会員の漸減もあり、60代以上会員の関心度向上にも期待を寄せています。

 木犀会は、130年以上に亘る歴史と伝統があり、その目的は、会員相互の親睦と母校の発展充実に寄与することと会則にあります。母校の応援団として、大学と社会の架け橋となり、在学生・卒業生のための人的交流などで貢献できることも少なくないと考えています。心をつくした活動を地道に続けて行くことで、更に意欲的な学生が母校に目を向けてくれるようになればこれ以上のことはありません。ただ、新型コロナウィルスのため、異常事態が続いており、木犀会の行事も苦渋の決断を迫られる事が予想されていますが、皆さま方とともに力を合わせて頑張りたいと思います。
 祝賀同窓会などの参加者には少し偏りがあるように感じています。もっと幅広い年代の方の参加が理想です。同期やお知り合いの方と声を掛け合い、祝賀会等に、一人でも多くご参加いただければと期待しています。私自身が、積極的な会員ではなかったので言い難いのですが、年代を超えて、往時を偲び、意欲に燃えていた悩み多き青春時代の思い出にしばし浸ってみるのもいいのではと思っています。次代の木犀会の運営で中心になっていただけるのは60代だと考えていますが、その方たちの参加率が定年延長などの関係もあってか少し低いのは気がかりになっています。
 最後になりましたが、健康寿命は極めて大事なことです。日頃から健康維持を心がけ、皆さま方ともども益々元気で、ご活躍なさることを祈念し、ご挨拶とします。
 なお、木犀会館は月水金の午前中は開いていますので、申し添えておきます。


DSCF0263.JPG
DSCF0273.JPG

ライン